読みました

「獣の奏者」完結編まで読了しました。
ううう上橋先生・・・・・・！ちょっ・・・すご・・・・・・・・・うわあーーーーん；；；


・・・すみません、以下個人的感想など・・・
久しぶりに読み物で涙しましたよ。エリンちゃんと家族の描写が暖かくて切なくて、最後まで読んでからもう一度そこんとこ読みかえして、また泣いて・・・を二晩ほど繰り返しています。木の芽の刺繍のくだりとか、もう！
結末はなかなかショックを受けましたが、でも、納得せざるを得ないとも思います。そして何より、王獣編で終わっていたお話の続きを読むことができて、嬉しかったです。前半ではわからなかったことも明かされていますし。
上橋先生の文章はやはり好きで、ほぼ一気読みしてしまいました。心の描写はすごくキュンとするし、あとツボ押さえたグッとくる仕草とかがさりげなく盛り込まれているんですよね。
私の最もツボ部分は、父と息子の章です。イアルさんが一生懸命おとうさんやってて、素晴らしい・・・！そう、全編通してですが、読んでて「おとうさん」「おかあさん」っていう言葉がとてもきれいだな、とおもいました。ジェシ良い子ですよね。ナレーション部分？の、「エリン」と「イアル」が、ジェシ側のときは「母」と「父」と書かれているのが、印象的です。
あとは、上橋作品ならではのおいしそうな食べ物描写とか、独自のカタカナ名詞の上手さ、武人(イアルさん)の無敵具合が大好きです！土台がしっかりしてて、安心なところも素晴らしい。ファンタジーの裏打ちって、難しいと思うんですよ・・・



なんかメチャメチャな感想になってしまいました・・・ネタバレを避けると難しい！
でも本当心動きました。良くも悪くもしばらく引きずりそうですよ・・・よよよ(放心
読んでいる間、アニメ版「夜明けの鳥」が自然に脳内再生されていました。あれ良い曲です。ピッタリ。